ラグビーW杯を、日本を楽しむ外国人。2002年と2019年で変わったもの――。

2002年日本・韓国共同開催

サッカーと言えば縦縞。ラグビーと言えば横縞。  近年、サッカー界では必ずしもそうとも言えなくなってきたけれど、ラグビー界では依然として縦縞に対する拒絶反応があるっぽい。昔、神戸製鋼がユニフォームを縦縞にしようとして、偉いヒトが激怒した、なんて話も聞いた記憶があるし。【秘蔵写真】かわいい五郎丸、今じゃ想像できない髪型の堀江に細すぎるリーチマイケル。カッコいい廣瀬、平尾・清宮パパ・松尾の現役時代。 なので、ギョッとした。釜石でのフィジー対ウルグアイ戦。試合後、歓喜にむせぶウルグアイ応援団の中に、黒と黄色のストライプを着た兄ちゃんを発見してしまったからである。これは捨てておけない。秘密兵器を握りしめ、わたしは突撃した。  「あなたが着ているのは、ペニャロールのユニフォームですか?」  「そうです。わたしはペニャロールのファンです」  「サッカーファンなのに、ラグビーのワールドカップを観に来たのですか?」  「はい、わたしはそのためだけに日本に来ました」  「サッカーファンがラグビーを応援する、あるいはラグビーファンがサッカーを応援するのは、ウルグアイでは普通のことですか?」  「すべてのウルグアイ人にとって、サッカーは特別なスポーツです。ですから、すべてのラグビーファンはサッカーが好きです」  口調がやたらと丁寧なのは、ここまでの会話が、新横浜のビックカメラで税抜き2万9800円にて購入した秘密兵器、ポ○トークによるものだからである。宣伝する義理も何にもないのだけれど、いやあ、めちゃくちゃ助かってます。てか、取材の概念が変わるな、これ。

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