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日本サッカー協会は29日、2026年北中米W杯アジア最終予選の中国戦(5日、埼玉)とバーレーン戦(10日、アウェー)に臨む日本代表メンバーを発表し、昨季限りで現役引退したばかりの長谷部誠氏(40)が〝電撃入閣〟を果たした。
会見した森保一監督は、長谷部氏の入閣について「招集するのは私自身が協会に伝え、長谷部自身にも直接会ってお願いをした。電話でいろんなやりとりをしながら、私の招集への思いを伝えた」と自ら熱烈ラブコールしたことを明かした。
入閣の理由について「世界一を目指す中で、長谷部コーチが持っている彼の欧州での経験は間違いなく前進していく上で刺激になる。より選手目線で、いろんなことを伝えられる部分を持っているということで招集した」と説明した。
長谷部はドイツ1部フランクフルトで昨季限りで現役を引退後、すでにコーチライセンスを取得しており、同クラブのU―21チームで指導にあたっている。クラブと代表の〝兼任〟は極めて異例だ。
長谷部コーチの代表入りは今回限定ではなく、協会の山本昌邦ナショナルチームダイレクターは「今回からスタートするが、最終予選はもちろん、2026年W杯もしっかりと視野に入れて考えている」と順調に出場権を得れば、W杯本大会まで担当することを明言。2018年ロシアW杯まで代表で主将を務めた長谷部コーチが、早くも北中米W杯の舞台に立つことになるのか期待が高まる。
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