1974年W杯で優勝した西ドイツに、新生イングランド代表が挑んだ親善試合。ウェンブリスタジアムのピッチコンディションは最悪であったが、イングランドはフィジカルの強さで西ドイツを圧倒した。
イングランドは1966年の、あのいわくつきのW杯以来となる、ドイツに対する勝利であった。ウェンブリーでの国際大会100回目を祝う素晴らしい試合となった。
ベッケンバウアーのタッチ集を作ったが、この試合での出来は、ピッチコンディションの影響もあり、あまり良いものではなかった。特に終了前には、彼がスリップしてイングランドに決定的なチャンスを与えた。そこで、あろうことか、インテンショナルファウルを犯した。幸いなことに、退場にはならなかったが、今であれば、即刻退場もののプレーであった。
こういったピッチでは、彼のプレーはやや軽いもので、独りよがりに映ることもある。しかし、そのスタイルは優雅で、常にピッチ全体を見越してのものであることは間違いない。「皇帝、フランツ・ベッケンバウアー」とは、よく言ったものだ。フォクツは、本当に献身的にプレーし、常にベッケンバウアーのために尽くしていた。
この試合でのMVPは間違いなく、イングランドのキーガンであった。
0:33 国歌
2:49 スタメン
7:13 得点1
17:24 得点2
23:50 間違いなく退場です、皇帝…
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