【スピードスケート】高木美帆 2019年ワールドカップ 1500m 世界記録1:49.83

2010年南アフリカ大会

高木 美帆(たかぎ みほ、1994年5月22日 – )は、日本のスピードスケート選手。日本体育大学体育学部体育学科卒。日本体育大学助手。血液型O型。女子1500mの世界記録及び1000mと3000mの日本記録を保持している。スピードスケート女子五輪代表(2010年 – )。
北海道中川郡幕別町出身。幕別町立札内中学校、北海道帯広南商業高等学校、日本体育大学体育学部体育学科卒業。
両親と兄・姉5人家族で、5歳からスケートを始める。姉はスピードスケート選手の高木菜那(以下:菜那)
7歳からはサッカーにも打ち込み、中学ではとかち帯広フットボールクラブでプレーし、北海道選抜メンバーとしてナショナルトレセン女子U-15合宿(Jヴィレッジ)に参加した。
2009年1月の全日本ジュニアスピードスケート選手権で総合優勝。2月に世界ジュニア選手権で総合4位。同月にジュニアワールドカップ500m、1000m優勝。2×500m合計タイム80秒61は中学新記録。
2009年12月、バンクーバー五輪代表選考会で1500mを1分59秒47の中学新記録で優勝。1000mも中学新記録になる1分17秒77の3位となり、1000m、1500m、チームパシュートで五輪代表に日本スピードスケート史上最年少で選出される。
2010年2月のバンクーバー五輪では、1000mは完走できなかった1人を除いて最下位の35位、1500m23位と振るわなかった。3月、世界ジュニア選手権で姉の菜那、押切美沙紀とともに出場したチームパシュートで銀メダルを獲得。
2010年、帯広南商業高校へ進学。2012年1月21日、ワールドカップ・ソルトレイクシティー大会の1000mで1分15秒40の世界ジュニア新記録を樹立。3月、帯広市の明治北海道十勝オーバルで開催された世界ジュニア選手権で、総合優勝を達成。翌年の大会でも総合優勝し、日本人初の連覇を果たした。
2012年12月19日、日本体育大学にスポーツ推薦で合格。2013年4月、同大学へ進学。
2013年12月、冬季ユニバーシアード1000mで金メダルを獲得。
2013年12月、ソチオリンピック代表選考会は全ての種目で5位に終わり、日本代表から落選。菜那はソチ五輪日本代表に選ばれた。
2015年から日本のナショナルチームのヘッドコーチに就任したヨハン・デ・ヴィットの元で計画的な筋力トレーニングなどを行った。2015年2月、世界距離別スピードスケート選手権の団体パシュートに菊池彩花、菜那と出場し、日本初の金メダルを獲得。
2016年12月3日、ワールドカップ第3戦(英語版)1000mで初優勝。12月21日、全日本選手権で全4種目で優勝の完全優勝で、田畑真紀以来14年ぶり史上7人目の快挙を達成した。
2017年2月21日、札幌冬季アジア大会スピードスケート、1500メートルでは1位。23日、マススタートで、金メダルを獲得した。
2017年3月3日から5日に行われた、世界オールラウンドスピードスケート選手権大会において銅メダルを獲得。
2017年3月11日、ワールドカップ同季最終戦、団体パシュート(押切美沙紀、美帆、菜那)で、2季連続の種目別総合優勝。
2017年3月に日本体育大学を卒業し、日本体育大学野外スポーツ系運動学群氷上スポーツ研究室助手に採用された(任期は3年間、指導教員は青柳徹)。
2017/18シーズン、11月10日から12日に行われたワールドカップ・ヘーレンフェイン大会の初日、団体パシュート(美帆、菜那、佐藤綾乃)で2分55秒77の世界新記録で優勝。二日目、1500mで優勝。
2017年11月17日から19日に行われたワールドカップ・スタバンゲル大会の初日の1500mで優勝。
2017年12月1日から3日に行われたワールドカップ・カルガリー大会の初日の3000mで3分57秒09の日本新記録で優勝。
ワールドカップ・ソルトレイクシティ大会で、2017年12月8日、団体パシュートで菜那・佐藤と共に2分50秒87の世界新記録で優勝。日本人として初の更新からの3度の世界記録更新を1シーズンで果たすこととなった。
2018年2月12日 平昌オリンピックのスピードスケート1500mにて銀メダル獲得。(スピードスケート日本女子選手個人としては初)
2018年2月14日 平昌オリンピックのスピードスケート1000mにて銅メダル獲得。
2018年2月21日 平昌オリンピックのスピードスケート団体パシュートに菜那、佐藤綾乃、菊池彩花と出場してオリンピックレコードとなる2分53秒89で金メダル獲得。これは低地世界記録でもある。日本人で金を含む3つ以上のメダルを同一大会で獲得するのは、冬季オリンピックでは長野大会の船木和喜以来20年ぶり2人目の快挙である。夏季と冬季のオリンピックを通じて日本人女子で初めて1大会で金銀銅すべてのメダルを獲得した。
2018年3月10日、世界オールラウンドスピードスケート選手権大会にて、男女を通じて、日本選手としてのみならず欧米以外の選手として史上初となる大会総合優勝を飾った。
2017/18シーズンのワールドカップ最終戦で、3月17日の団体パシュートで菊池・佐藤と共に優勝した。また、翌日の18日には、同大会の1500mで優勝し、同シーズンのワールドカップの団体パシュート全勝 (日本人初・3季連続同種目総合優勝)・1500m総合優勝 (日本女子初)・全種目での総合優勝 (日本人初)を果たす。
2018年春の褒章で紫綬褒章を受章。
2018/19シーズンのワールドカップ最終戦(ソルトレイクシティ)にて、女子1500mで1分49秒83の世界新記録を樹立した[26]。

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