フェルティンス・アレーナ

2006年イタリア大会

フェルティンス・アレーナ, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=467716 / CC BY SA 3.0

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#2001年竣工の建築物
フェルティンス・アレーナ (Veltins-Arena) は、ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州ゲルゼンキルヒェンにあるスタジアム。
サッカー・ブンデスリーガに所属するシャルケ04がホームスタジアムとしている。
以前の名称はアレーナ・アウフシャルケ (Arena AufSchalke)。
シャルケは1973年よりゲルゼンキルヒェン市内のパルクシュタディオンを本拠にしていたが、この老朽化が進んでいたことから新たなスタジアムを建設することになり、2001年にドイツ初のドーム型スタジアムとして完成。
2005年から地元のビール会社「C. & A. フェルティンス」(C. & A. Veltins GmbH & Co. KG) が命名権を取得し現在の名前になった。
ただし2006年のサッカーワールドカップでは、期間中大会の公式スポンサー・サプライヤー以外の企業名は解除されるためFIFA WMシュタディオン・ゲルゼンキルヒェン (FIFA WM-Stadion Gelsenkirchen) と呼ばれた。
収容人数は62,271人。
欧州サッカー連盟 (UEFA) のスタジアムランクでも最上級の「カテゴリー4」を獲得している。
2004年にはUEFAチャンピオンズリーグ決勝が開催された。
2006年のワールドカップドイツ大会ではポーランド対エクアドル、アルゼンチン対セルビア・モンテネグロ、ポルトガル対メキシコ、アメリカ対チェコ、準々決勝のイングランド対ポルトガルの5試合が開催された。
このスタジアムで最も特徴的なのが屋根から吊り下がる四面式のビジョンであるが、日中の試合では、ビジョンとこれを支持する支柱の影がピッチ上に落ちてしまう。
テレビ中継ではこの影によって試合が見づらくなるため、2006年のワールドカップでは天候が晴れでも屋根を閉じて試合が行われた。
スタジアム地下にはフェルティンス所有の巨大なビールタンクがあり、そこからつながっているビール用パイプラインがスタジアム全体に張り巡らされているため、観客はスタジアム内のどこでも新鮮なビールを堪能できる。
芝生部分は札幌ドーム同様の可動式で普段は屋外で養生されており、サッカーの試合がある時にスタンドの下の空間を通して移動させる。
ドームの屋根は開閉式で約30分で開閉できる。
スタジアム内の売店は「クナッペンカルテ」(Knappenkarte) と呼ばれる繰り返し入金可能なプリペイドカードによる決済方法をとっている。
このカードは100種類以上のデザインが発行されており、コレクションの対象にもなっている。
バイアスロンのワールドチームチャレンジが開催されているほか、2007年と2008年にはスピードウェイ・グランプリが開催。
2004年9月12日にはハンドボール・ブンデスリーガで30,925人を動員。
2010年アイスホッケー世界選手権開幕戦では当時としては史上最多の77,803名の観衆を動員した。
ボクシングでは2009年6月20日に世界ヘビー級王者ウラジミール・クリチコ対ルスラン・チャガエフのタイトルマッチが、2010年5月29日にはビタリ・クリチコのWBC世界ヘビー級選手権試合(対戦相手:アルバート・ソスノウスキー)が行われた。
また、ポール・マッカートニーやボン・ジョヴィをはじめとした数々のミュージシャンのライブや、ドイツ国内の人気シュラーガー(歌謡曲)歌手が集結する「シュラーガーナハト」といった音楽イベントも多数開催されている。

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