〔ワールドカップ2014〕4年が一瞬で終わる…長友号泣

2014年ブラジル大会

24日のコロンビア戦に敗れ、グループリーグ敗退となった日本代表は25日、ベースキャンプ地のイトゥでチームを解散した。

 この日の朝、ザッケローニ監督と日本サッカー協会の大仁邦弥会長、原博実専務理事が会談。監督退任が決まり、昼食の席で選手たちに報告された。ザッケローニ監督は「このメンバー、スタッフの監督だったことを誇りに思う」と声をかけたという。

 午後には記者会見が開かれ、ザッケローニ監督が退任を発表した。

「短期間の大会の最初(コートジボワール戦)でつまずき、思うような戦いができなかったが、格上にも主導権を握ろうとする方向性は、今後も継続していくべきだと思っている。何かを残せた自負はある」と語った。

 記者会見後は、全23選手が報道陣の取材に応じた。主将の長谷部(ニュルンベルク)は、過去に「若い選手が主将をやるべきだ」と自ら主将の交代を進言した際、監督から「本物のキャプテンは(元イタリア代表主将でACミランでも長く主将を務めた)マルディーニとお前だけだ」と、交代はしないと言われたことを明かし、「信頼を強く感じていた」と別れを惜しんだ。

 長友(インテル・ミラノ)は「4年間やってきて、結果を出せずに一瞬で終わるのはむなしいし情けない」と話し、コロンビア戦後には代表引退も頭をよぎったと打ち明けた。だが、「諦めずにチャレンジしたい。日の丸を背負ってW杯を戦うことは選手として最高だから。次は結果を残したい」と再スタートを誓った。チームの解散には「これで終わってしまうのは寂しい」と涙をこらえきれなかった。
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